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水頭症の花ちゃん①

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ラブドネでは、障害のあるワンちゃん・猫ちゃんや
そのご家族をサポートする為の寄付をお願いしています。

今回取材させて頂いた、「花ちゃん」もその中のひとりです。

花ちゃんは生まれつき、片目がつぶれていた為、
心無いブリーダーは、花ちゃんを殺処分に出しました。
それを保護犬カフェの方が助け出し、お世話をして
花ちゃんは、今の飼い主さん(以下、お母さん)と出会う事ができました。

その時、花ちゃんには水頭症の疑いがありました。
それでも「うちの子にしたい」と強く感じたお母さん。

花ちゃんとの暮らし、病気の進行具合、今後について。
たくさんお話しを聞かせて頂きました。

※水頭症とは
頭の中に水が溜まっている状態で神経機能にさまざまな影響をもたらす病気です。犬でもまれに発症することがある病気で、愛犬の生活に支障をもたらします。命にかかわる恐れは低いものの付きっきりの介護が必要になることもある病気です。
引用元:http://pet-seikatsu.jp/articles/55845

「花ちゃん、今日はよろしくね。」

【花ちゃんの症状】
花ちゃんの場合は、目が見えなくなり、耳もあまり聞こえていない状態です。
体調が良いとずっと眠っていて、発作が起きると、くるくると廻り出してしまいます。

花ちゃんと出会ったきっかけを教えてください。

ずっと里親になりたかったのですが、独身で一人暮らしのため、
(条件的に難しいと思って)ほとんど諦めかけていました。

フェイスブックでたまたま保護犬カフェの事を知って、
里親になれるなら、老犬の難しい子を引き取ろうと考えていました。

花の事が書かれた投稿を見て、
「この子(片方の)目がないし、難しいだろうなぁ」と思って、気になりました。

「引き取れなくても行ってみたいな」と思って、
まずは保護犬カフェに行ってみたんです。

スタッフさんに、花の事を聞いて見たら、
「片目がつぶれているので、こういう子は(里親さん探しが)難しいんです。」
と言われました。

「独身でも引き取れますか?」と相談したところ、

「一緒にいてあげることが一番良いけど、
 たくさんの家族がいる中で
 何人かが反対していたり、
 あまり可愛がってくれない人が一人いるよりも

 一人暮らしの方で、仕事でいない時間があったとしても、
 
 精一杯愛情かけて可愛がってもらえたら、
 ワンちゃんにとっては良い環境だと思います。」

って、言ってくれて。

お話しをする中で、背中を押してもらいました。

花を抱っこさせてもらったら、もう離せなくなっちゃって(笑顔)

その時水頭症の疑いがあるというのは聞いてたので、
「もう一回来ます」と伝えてその日は帰ったんです。

花を引き取る事は、自分の中でもう決めていました。
だから水頭症の子を引き取る上で、水頭症についてちゃんと勉強をして、
自分で本当に出来るかを考えました。

独身で一人暮らしのため、周りの知人からの心配もありました。
周りをちゃんと説得して、もしもの時のお願いなども相談させてもらって
花を引き取る事が出来ました。
それが、2016年12月24日だったんです。

クリスマスイブの日に「ずっとのお家」が出来た花ちゃん。
保護犬カフェには健康なワンちゃんもいたのに、なぜ花ちゃんを?

健康な子犬は、すぐ里親さんが見つかりますよね。
齢が4〜5歳でも可愛いければ大丈夫。
疾患がある子でも、疾患の具合によっては(里親が)決まる事もあるみたいで。

私の中では、老犬で問題がある子を引き取ろうと考えてました。
残りの余生を暮らさせてあげるのも大事だと思って。

花は、(余生が)長いか短いかわからない…。
長いかわからない状態を(他の人だと)大変なのかなっと思って
なら私が、と。

保護猫カフェに行って花ちゃんと出会って、引き取るまでの期間は1週間だったそうです。
お仕事の都合で年末のお休みから、花ちゃんとお母さんの暮らしがはじまりました。

花ちゃんの毛糸の帽子は壁にぶつかっしまっても痛くないように。

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